着物の買取

2019.03.18

こんにちはアイテラスのHです。
今回は着物の買取について説明させていただきます。
先月は山形県と仙台市で2件、着物を買取させて頂きました。
最近では、かなりの数のリサイクル屋さんが着物の取扱をやめているようです。
着物の買取査定ができないバイヤーさんも増えてきています。
その現状と理由について説明します。
 

着物の現状と買取

 
昭和40年代頃は結婚式となりますと女性は嫁入り道具として、家紋付きの礼装着物一式を誂えるのが当たり前でした。
その頃の着物はとても高額で、結婚式の注文を一つとれば1年間遊んで暮らせるという呉服屋さんが多数存在しました。
ご両親ともども大変苦労して揃えた花嫁衣裳ですが、
その後の生活様式の変化などからほとんど着る機会もなく箪笥の中で何十年も仕舞われたままになっていると思います。

 
昔、高額で購入された着物であっても、現在の若い女性の視点からすると、
使われている色合いと模様の違いや女性の体格の変化などからほとんど着用できないものになってしまっているのが現状です。
着用の中古着物から外れてしまっている着物の国内販売ができないためリサイクル屋さんも取り扱いをやめるようにしています。
 

私どもアイテラスは着用に不向きな着物も買取可能です。
その理由はきめ細かい販売方法にあります。
例えば、着用できなくても絹であればちりめん細工やパッチワークの手芸教室、
そして和布の洋服リメイクの仕立て屋さんなどに需要があります。
 
羽織や浴衣は外国人のお土産に人気があります。
古い藍染めの古布や襤褸などは海外のコレクターさんからつねに注文を受けています。
 

まとめ

 
私どもも着物の買取ですべて高額の買取査定ができるわけではありません。
しかし、その着物を欲しいと思っている人たちへの橋渡し役としてはほとんどの着物に対していくらかでも査定させていただいて買取することができると思います。
もし、ほかのお店で買取を断られることがあったとしてもあきらめる前に一度ご連絡ください。
私どもがお手伝いできることがなにかあると思います。
 
次回のブログではこけしの買取について説明させていただきます。