古い印刷物の買取
2019.05.23
こんにちはアイテラスのHです。
今日のブログでは買取対象になる古い印刷物に関して説明させていただきます。
元号も平成から令和に代わり、昭和という時代がますます遠くなってきました。
戦前や戦中当時の物が歴史的資料あるいはコレクターアイテムになってきました。
歴史を感じる印刷物の価値
大正、昭和初期、戦争当時に新聞や雑誌として大量に印刷されていたものでも
約80年前の物になると残っているというだけでも価値があります。
例えば北沢楽天という画家は日本画をベースとした社会風刺画を新聞で連載し人気を博しました。
時事新報という新聞の日曜版「漫画と読物」の表紙を数多く描き下ろしました。
時事新報はかの、福沢諭吉が創刊した新聞であり、その新聞で活躍した北沢楽天は北沢全集を発行し、後の手塚治虫に影響を与えました。
更に漫画好楽会結成などを通じて後進の育成に努めたことから日本近代漫画の祖とみなされています。
少年倶楽部、写真週報、太陽、婦人倶楽部、図解科学などの既に廃刊になってしまっている当時の雑誌。
北沢楽天のほかにも岡本一平(岡本太郎の父)や前川千帆、田中比左良など肉筆漫画家と呼ばれていた作家の連載であればそれだけで貴重なお品です。
まとめ
昭和という時代は遠くなりましたが、強烈な個性のある文化はいつの時代になっても異彩を放ちます。
当時の雑誌の表紙などを眺めているとロマンを感じます。
物置や蔵などに古い新聞や雑誌が残っていたりしませんか?
埃まみれの雑誌の束を見かけたらぜひご一報ください。